6月のおすすめの3冊

図書館員が、毎月3冊ずつ本を紹介します。 ここで紹介した本は、三原市立図書館にありますので、ぜひ、ご利用ください。

一般書

『 零から0へ 』

( まはら三桃/著 ポプラ社 2021年 F/マハ )
終戦直後、大学を中退し鉄道総局の研究所に就職した松岡聡一。始めは、古参の職人たちと軍出身の技術者たちの対立に戸惑う。しかし、いつしか「平和な未来へ貢献したい」と取組む姿勢に結束していき―。夢の超特急新幹線電車の開発物語。

『 我が人生の応援歌(エール)~日本人の情緒を育んだ名曲たち~ 』

( 藤原正彦/著 小学館 2020年 S767.8/フ )
数学者でありながら、名エッセイストとしても知られる歌好きの著者。自分を造ってきた歌から、人生を振り返り、作家である両親との思い出話などを、詩や曲に関するエピソードを挟みつつ茶目っ気ある文章で綴る。

こどもの本

アリババと40人のとうぞく~アラビアンナイトより~

( ナルゲス・モハンマディ/絵 愛甲恵子/再話 2021年 ほるぷ出版 E/アリ )
とうぞくたちの宝のかくし場所であるどうくつをしってしまったアリババ。40人のとうぞくたちは、どうくつのひみつを守ろうとアリババをねらうが…。イランの画家がえがく、「ひらけ、ゴマ!」のじゅもんで有名なおとぎ話。