7月のおすすめ本

図書館員が、毎月3冊ずつ本を紹介します。 ここで紹介した本は、三原市立図書館にありますので、ぜひ、ご利用ください。

一般書

『しあわせの輪れんげ荘物語シリーズ

群 ようこ/著(むれ ようこ) 角川春樹事務所  2024年 F/ムレ

仕事を辞めても「れんげ荘」に住み続けるキョウコは、つつましくひとり気ままに生活している。老後に不安を感じながらも、日常のささやかな幸せを大切にし、今日も楽しくのんびり生きている。心やすらぐ長篇小説。

『人生に効く寓話~グリム、イソップ、日本昔話~』

池上 彰/著(いけがみ あきら) 佐藤 優/著(さとう まさる)  中央公論新社 2024年 S/388/イ

寓話には、競争社会の身の処し方・会社での人間関係・夫婦のあり方など、長く重い人生を軽やかに生きるための知恵が詰まっている。考えながら読む、読んで考えるということの大切さを教えてくれる一冊。

こどもの本

『ホウキ~イチは、いのちのはじまり~』イチからつくるシリーズ

宮原 克人/編(みやはら かつと)  農山漁村文化協会 2024年 J/589/ホ

「ホウキ」は、だれが、どこで、どのようにしてつくっているの?材料の作り方やそれを「ホウキ」にするやり方がのっている。世界の人びとや歴史とのつながりにも気づかされるよ。今のくらしや生き方をみつめなおすきっかけになるかも。